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M-35CP 商品説明


※Youtubeの字幕設定をONにして頂くと、日本語字幕が付くようになりました。ご覧下さい。

ピーター・フィンガー氏による、Lakewood M-35CPの解説
 
(01ʹ37ʺ)
これはLakewood のM-35です。さて、Lakewoodを知っている人は、その仕事ぶりが100%の完成度であることを知っています。
私は、まさしく完璧なギターを手にしているという感銘を持っています。それがすべての点できちんと製作され、全く安定したLakewoodの品質なのです。


(02ʹ01ʺ)
このギターの特色は、普通の木材で出来ていないことばかりではなく近頃のローズウッドに就いての問題、多くの種類のローズウッド、多分ローズウッド全種類についてと私は思うのですが、絶滅危惧種保護の対象に指定された問題と関係があります。
これは容易な問題ではなく、この木(ローズウッド)を使って製作したり、買うことすら出来なくなるかもしれません。それで、ギター製作家や製作会社のあるものたちは、問題を回避するためにローカルな材木を採用し始めたのです。


(02ʹ39ʺ)
このギターはボディー以外については、Lakewoodの成功したモデル、つまりM-32とほぼ同じものと思います。そのギターをかつて長い期間弾いていましたし、それが信頼できるものであることから、演奏会場と同様、自分の家の居間でもよく弾いていました。
このギターは、イースト・インドローズを使用したM-32とは別の木材を使っています。


(03ʹ20ʺ)
Model M-35 CPについて、一緒に申し上げなければならないのは、CPとはCutawayのC,  Pickup のPの頭文字を結合している事と、Pickup は、とても良いサウンドのL.R.Baggs のAnthem というモデルであること。トップ材は美しく、手間暇をかけた、年代物で、均質に手入れされたヨーロピアン・スプルースであることです。
サウンドホールのインレイは、アバロンの二列のリング状の飾りがあり、その中間にはオーク(樫の木)が埋め込まれています。
バインディングは主にマホガニーで、添木にローカル材(楓)を使っています。マホガニーはローカル材ではありませんが、ボディーの主要材はローカル材です。


(04ʹ27ʺ)
さて今や、サイドとバックについてです。その材木は、オーク(樫の木)です。この木はこれまでトーンウッドとしてはあまり知られていませんでした。しかし、もし製作に採用されるなら、ここに示されるように、素晴らしい結果を得ることが出来るものなのです。
イースト・インディアンローズを使ったM-32と、製作方法は同じ様に見えます。同じ木材の固さについては申し分ありません。それ故、ローズウッドとギターの関係とよく似た、素晴らしい響きが得られるのです。
マホガニーを使ったセンター・インレイ(中飾り)がここにありますね。バインディングは同じくマホガニーを使い、その帯に沿って、明るい色と暗い色、白と黒のストライプがあることに気が付きませんでした。


(05ʹ17ʺ)
ネックは再びマホガニーです。ここにシャラー社の糸巻きが装着されており、そのつまみは黒い材です。
フィンガーボード(指板)はエボニー((黒檀)です。ペグは当然同じくエボニーです。すでに申し上げたように、ブリッジもエボニーです。最近とても要領の良いことに、ストラップピンとは別の位置にピックアップ用のジャックを取り付けてあります。
ピックアップが装備されていますが、そのブレンドの仕方、それがどのようなサウンドかはいつかお話しします。


(05ʹ59ʺ)
ギターについては既に申し上げた通り、長い期間Lakewoodを演奏してきたので、そのギターにとても満足しています。


(06ʹ18ʺ)
ネックは、少し太めですが、演奏しやすく、とても手になじみます。サドルのところで、幅46 mm,
ブリッジで、弦の幅は57 mm です。すべて信頼のおける寸法です。
ギターは軽いタッチにもよく反応し、しかしパワフルなピッキングにもよく対応します。


(07ʹ13ʺ)
これは高速のストラミングです。このギターはこのスタイルにピッタリです。イントネーションとレスポンスも完璧です。


(07ʹ29ʺ)
これはLakewoodの第一級の製作技術でできたものと言えましょう。また、この明るい色のオークは、ギターの他の部分でもバッチリ使えます。申し分のない代替材と申せます。


(07ʹ52ʺ)
それ故、このギターを推薦させていただきます。このギターはHiscoxのケース付きです。今回はこんなところで終わりにします。このギターを試してみて、あなたの自身でお決め下さい。私はこのギターを試奏して、とても気に入りました。さもなければ、この様にプレゼンテーションはしないでしょう。